クジラクラウンのウインカー修理

トヨタ クラウン２ドアハードトップ（ＭＳ７０）です。通称、「クジラ」。

「トヨペットクラウン」から「トヨタクラウン」に変わった最初のモデル。
ワンオーナー車庫保管で、まるでタイムスリップしてきたようなクルマです。
ターンシグナルライトの修理で入庫しました。

.

作業着手の前に、あちこちから眺めまわしてしまいました。

すべてがオリジナル。驚きの未再生原型車です。

81980-30060

故障の原因は、ウインカーリレーでした。

部品共販に在庫は無く、トヨタディーラーでは修理不可能との回答。

81980-30060

考えた末、「純正リレーが入手できたら再装着できるように」、改造を施します。

もう少し高年式車用の汎用リレー（スタンレー製）を採用。 

接点の開閉音が少々軽めですが、オリジナルの雰囲気は残せた気がします。

クジラクラウンは個性的なデザインゆえに、現役当時は不人気車でした。

しかし、新しい「トヨタクラウン」として、誰の真似でもないオリジナルデザインを追及した作り手の熱意は再評価されても良いのではないか？と、私は思います。

「美しさ」の基準は見る人の目に委ねられている。

トヨタには再び挑戦的なクルマを出して、日本を勇気づけてもらいたいですね。