4月の陸事は平和です。
今日は、車検について思ったことを書きます。
FTECは、いわゆる「改造車検」も承っています。
ひとくちに「改造」と言っても、その方向性は人によって本当に様々です。
お客様の独特な価値観を壊さずに公認を得る方法を考えるのも仕事のうち。
そういうスタンスでご要望をうかがい、FTECなりに知恵を絞らせて頂いてます。
結論を端的に言うと、相当にラジカルな改造でも安全性を立証できます。
でも、何でも構わないってワケじゃありません。
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安全性確保を第一条件として手堅く施された改造であっても、机上の強度計算でNGとなれば、補強の追加や構造の見直しが必要になってきます。
理不尽な決まりごとも確かにある。でも、それなりの根拠があって存在してる。
矛盾だらけの現実でも、まずは受けいれることから始め、どうしてもこれはオカシイってことがあれば、意見を出し合って直していけば良い。それが、FTECの改造車検に対する考え方です。
だから、
「 法律に違反してる =アナーキーでカッコいい 」
って考え方の人にあわせて仕事をするのは、無理。
「自由」ってのは、誰にも文句を言わせないってことの対極にあると思うから。
FTECのサイトの「違法改造車は引き受けません」とは、そういう意味です。
日本はクルマの改造に厳しいからやりたくてもできない、というのは筋違い。
認知の輪を拡げるために筋を通すことは、どこのどんな社会からも求められます。
社会的責任を自覚したオーナーによって、自動車道楽の輪が拡がりますように。