ホンダ インサイト(ZE2)です。
事故破損個所の鈑金修理で入庫しました。
自損事故なので、隅々まで新品パーツを使うわけにはいきません。
FTECでは、作業工程の工夫や中古部品あるいは保証付きリビルド部品の利用によって、オーナーの予算に合わせた整備メニューをお選びいただくことが可能です。
最新の極薄高張力鋼板も、コンクリートが相手では分が悪かったようです。
流石にこのバンパーは交換せざるを得ませんが・・・
協力 : 右近自動車工業所 |
必要最低限の部品交換をし、フェンダーは鈑金修理を施して再使用。
アンダーカバーは意外に高価なので、中古部品の利幅が大きく出る箇所です。
リムにダメージが認められたホイールは、タイヤ共々交換しました。
安全に関する箇所で妥協する、という選択肢はありません。
その価値基準は、このクルマのオーナーとFTECの共通認識となっています。
インサイトとプリウスは、ハイブリッド車の代名詞になりつつあります。
個人的な要望として、どちらにも回生ブレーキの感触を洗練させることを求めたい。
感性の領域に踏み込んだ研究と開発で世界をあっと驚かせてくれる日本の自動車メーカーは、モータースポーツと関わりの深いホンダを措いて他にない、と確信しています。
最も模倣が難しい知的財産は、繊細な技術の領域に潜んでいるに違いない。
納車の道すがら、そんなことを思ったFTECでした。