埼玉県狭山市の自動車整備工場、FTECコーポレーションが、主に特殊整備にカテゴライズされる業務内容を紹介するブログです。

ブロンコのシャシ整備・8

フォード・ブロンコ(第5世代)です。
前サスペンションのナックルに、新品ボールジョイントを組付けます。
組付けに使用する工具は、OTC製のマスターサービスキット6559です。



この工具は写真の通り、大型のCクランプとアタッチメントで構成されます。

アタッチメントは、車種ごとに購入することもできます。DIYでこの作業を行えるユーザーは、個別に購入したほうがコストパフォーマンスが良いでしょう。


アタッチメントの選択から、分離から圧入までの工具の掛け方まで。
OTCは、至れり尽くせりの情報提供をしています。


ブロンコのシャシ整備・7

フォード ブロンコ エディーバウアー(1994)です。
前サスペンションとブレーキの組付けに着手します。

ハイキャスターにセットした状態


この記事では、分解時と組付け時の写真を対比させることで、

再組付けにふさわしい状態とは何か

を、できるだけ具体的に解説します。

ブロンコのシャシ整備・6

フォード・ブロンコ・エディーバウアー(1994)です。
走行時の異音整備を積み重ねています。
今回から、前アクスルの修理に着手します。




初期診断(IPC)で、ナックルのボールジョイントにガタがあることが判っていました。
1994年式フォードトラック4x4の前アクスルは、DANA 44 IFS と呼ばれるシステムです。

ブロンコのシャシ整備・5

フォード・ブロンコの、後アクスルとブレーキを整備します。
サイドシールからブレーキドラム内に、デフオイルが滲入する症状があります。
元々ブレーキ力には余裕が無いので、今回の整備を機に構成部品を刷新します。

ショートホイールベースに注目

ブレーキ力に余裕が無いとは、日本の保安基準に照らした場合のことです。
後輪がロックしてスピン状態に陥らないよう配慮した設計が、影響しています。

ブロンコのシャシ整備・4

フォード ブロンコ エディーバウアー(1994)です。
走行時の異音修理の一環として、ショックアブソーバーを交換します。



現車のショックアブソーバーは、加減速や停止時および中高速時に、サスペンションが大きくストロークすると出る打音に関連が疑われる状態。マウントブッシュが衰損し一部の形状が失われていることを、プライマリーチェックで確認済みです。


現車は「ハンドリングパッケージ」なので、前後で6本のショックアブソーバーがあります。ショックアブソーバーは衰損によって、筒体から小さな異音を発生することがあります。


ブロンコのシャシ整備・3

フォード・ブロンコ(1994)のシャシ整備。
今回は、後デファレンシャルを点検します。

点検の主旨は、バックラッシュの確認とデフオイルの交換です。
後デフのバックラッシュは、アクセルペダルのON/OFFで生じる打音に関連があります。



現車の後アクスルコードは、#19。
ファイナルギヤレシオは3.55、ラージギヤ径は8.8インチと判ります。


ブロンコのシャシ整備・2

フォード・ブロンコ(1994)の シャシ整備、今回はブレーキを整備します。
走行時に発生している異音を念頭に、原因要素を取り除くことが目的です。



前回の記事に、走行テストの結果を列記しました。

加減速の瞬間に生じる異音、タイヤの回転と同期した異音。
ブレーキは、これらに関連する領域です。

また、現車のブレーキは制動力の低下が顕著です。
ブレーキテスターで測定すると、後ブレーキの制動力が保安基準の下限付近と判ります。

異音対策の要点を押さえながら、一般的な点検と調整で制動力の回復を図ります。

ブロンコのシャシ整備・1

フォード・ブロンコ(1994)です。
走行時に、車輛各部から発生する異音を修理します。

現車は、過去に前左右のラジアスアームブッシュの破損を確認し、ウレタンブッシュに交換済みです。現在のオーナーは運転が丁寧ですが、その前に荒っぽく乗られた形跡が随所に認められます。


この年式のブロンコの前サスペンションは、DANA 44 IFS(= Independent Front Suspension)です。ラジアスアームはギヤキャリア兼スイングアームから後方に伸びて、ブラケットを介してフレームに連結されています。交換済みのブッシュはフレームとの結合部にあたり、素材は純正のゴム製から硬度を増したポリウレタン製に変更してあります。