埼玉県狭山市の自動車整備工場、FTECコーポレーションが、主に特殊整備にカテゴライズされる業務内容を紹介するブログです。

BMWのオイル漏れ修理

BMW 640i(F13型、2011-19)です。
現車は、オイル漏れの修理で初入庫しました。

エンジンは、ガソリン直噴3リッター直列6気筒ツインスクロールターボ付きの、N55B30A型。


漏れたオイルが排気系統の熱で焼かれ、油煙が上がる症状があります。

シトロエンの配線修理・2/2

シトロエンC4 の警告音が止まらない症状を修理します。


□ DTCの確認
□ 症状の分析
□ 配線図確認

を実施し、原因を「ドアが開いていると誤認していること」と判断しました。


ドアラッチを操作しても反応が無いため、ラッチ&アクチュエータを分解調整して「ドアの状態を表す信号を確実に車体側に発信できるように」修理しました。しかし、症状に変化はありません

シトロエンの配線修理・1/2

シトロエンC4ピカソII(B785G01型、2013-19)です。

警告が鳴動して運転できない、との症状で入庫しました。

走り出そうとすると「停車せよ」と光と音で警告します。

CITROEN C4 PICASSO 2

現車は2016年式で、走行距離は25,000㎞。

1.6リッターガソリン直噴ターボエンジンEP6-CDT(5G01)とアイシン製6速オートマチックトランスミッションEAT6を組合わせたパワーユニットを、グループPSA(現 ステランティスN.V.)の共通プラットフォームEMP2-V1に搭載しています。

症状は、下の動画の通り。

P → D シフトで第一段階の警告
駐車ブレーキ解除で第二段階の警告

が発報されます。


この警告はかなりけたたましく、とても運転する気にはなれません

ボルボのエアコン修理

ボルボ V70 SB5244W型(1999-2007)です。

2.4リッター直列5気筒4バルブDOHCのモジュラーエンジン、B5244Sを搭載しています。

エアコンの修理で入庫しました。


暑い日に走り続けていると冷風が出なくなる、という症状です。

症状が似ていても原因は個々に違うのが常ですが、構造は同じです。
先入観に囚われず正当な故障診断をするために、復習はしておきましょう。

セリカのオイル漏れ修理

トヨタ セリカ T200系 SS-III(1997-99)です。

エンジンはVVT-i 付 BEAMS 3S-GE、NA200馬力仕様。
エンジン下周りの「水漏れ」「油漏れ」を修理します。


同時に行った「ドライブシャフトブーツからのグリス漏れ」修理は、前の投稿をご参照ください。

セリカのドライブシャフト整備

トヨタ セリカ SS-III(ST200型)です。
エンジン下周りの液漏れ修理で入庫しました。
走行距離は、250,000㎞。


IPC(≒初期診断)で、何がどこからどのくらい漏れているのかを調べます。
今回は、ドライブシャフトブーツの交換作業を記事にします。

グロリアワゴンのステアリング修理

日産グロリア(WY30型)です。
ステアリング系統の修理で入庫しました。


油圧式パワーステアリングの、ポンプとギヤボックスを結ぶ高圧ホースからPSFが漏れています。この部品は欠品製廃なので、日産から新品の供給を受けることはできません。

今回は、オーナーが持ち込んだ再生品の高圧ホースを使って修理します。
高圧ホースは、両端の金具を加工して間のラバーホースを組み替えることができます。

O2センサーの交換

BMWの 直列6気筒2.2Lガソリンエンジン、M54B22型です。
積算走行距離は56,000km。

スパークプラグの異常摩耗を発見したので、O2センサー(ラムダセンサー)を交換します。


6番シリンダー失火の履歴を示す故障コードを確認し、全スパークプラグを点検。
その結果、全数とも中心電極が限界まで摩滅していると判明しました。


この状態のスパークプラグでも大過なく運行できていたのは、BMWのエンジンコントロールユニット(=DME)の制御プログラムが冗長性に優れていたからに他なりません。

点火不良が引鉄になってコイルや触媒を損傷させるエンジンもある中、この段階でこの摩耗に気付けたことは幸運です。