積載車でサーキットに運んでスポーツ走行を楽しむクルマです。
商品名はフロアサポートバーといって、2WD車(HCR32)と共通です。
アルミニウム製なので、この手の部品としては軽量な仕上がりです。
もういくつかフロアとの結合箇所を増やしたいところですが、穴あけをためらうユーザーの存在をメーカーは無視できなかったのでしょう。側方から見ると、後席足もとのフロアに合わせた形状になっています。
写真はフロント右側取付け部。
・ 穴開け
・ 面取り
・ シャシーブラック塗布
・ シリコンコーキング施工
の順番で作業します。
これは、左リヤ部分です。
ステーに溶接されているナットはHCR32に装着する場合に使うもの。
右リヤ部分。後方のブーメラン状の補強と供締めにする構造です。
このままでも、効果を体感することができました。
さらに欲を言えば、エンジンメンバーと連結させたいところ。
例えば、このような方法で。(下の写真は他車種のもの)
実際、後継車種であるスカイラインGT-R(BNR34)には、同様の補強が施されています。自動車メーカーも目の付け所は同じということですね。
BNR34 リヤメンバー補強ステー |
BNR34 フロアトンネル補強サポート |
BNR34 フロントクロスバー |
いずれの部品も、量産性とコスト面の配慮がゆきとどいた設計です。