エンジンチェックランプ点灯で入庫しました。
体感できる不具合はありません。
車載の自己診断装置は、何を検知したのでしょうか。
メルセデスベンツの自己診断装置といえばスターダイアグノーシスシステム。
診断するテスターはDAS/WISシステムです。
FTECではEPCとPL59を併用しています。
・P0020 EXHAUST CAMSHAFT ADJUST MAGNET FAILURE
今回は、カムタイミングアジャスターの異常が検出されました。
エキゾースト側のカムアジャスターに、エンジンオイルが滲入していました。
インテーク側も同じ部品を使用しているため、オイルシールは両方セットで交換。
回路 : Y49/3
部品 : A2710 510 177 (IN/EX共通)
カプラー内にもオイルの滲入が認められたため、分解洗浄して再組立。
毛細管現象でコントロールユニットに達する可能性もあるので、この作業は必須です。
ダイアグノーシスをクリアして今回の作業は完了です。
予後観察のため、次回整備の際にカプラー内を再確認する旨、オーナーに伝えました。