埼玉県狭山市の自動車整備工場、FTECコーポレーションが、主に特殊整備にカテゴライズされる業務内容を紹介するブログです。

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ブロンコのシャシ整備・10

フォード ブロンコ エディーバウアー(1994年式)です。
シャシ整備の集大成として、車検整備を施します。
アクセサリー類の更新についても、併せてご紹介いたします。




現車が装着しているタイヤのサイズは、32x11.50R-15LT 。
道路運送車両法で走行装置と定義される広範な領域の整備が済んだ状態です。

C1500のエアコン修理・2/3

シボレー C1500(1991年式)です。

エアコンの修理で入庫しました。

冷房の機能は完全に失われており、クーラーのシステム全体を入れ替える方針で承りました。

「クーラーのシステム全体を入れ替える」とは、「クーラーガスが流れる経路の全てを新品に替える」という意味です。35年前のクルマにこの選択肢が存在しているという事実は、アメリカの消費者が自動車市場に大きな影響力をもっていることを表しています。



前の記事では、エンジンルーム側の作業を解説しました。
この記事では、キャビン側の作業の「一部」を解説します。

シトロエンの配線修理・2/2

シトロエンC4 の警告音が止まらない症状を修理します。


□ DTCの確認
□ 症状の分析
□ 配線図確認

を実施し、原因を「ドアが開いていると誤認していること」と判断しました。


ドアラッチを操作しても反応が無いため、ラッチ&アクチュエータを分解調整して「ドアの状態を表す信号を確実に車体側に発信できるように」修理しました。しかし、症状に変化はありません。

パオのキャブレター調整

日産パオ(1989-91)です。
法定24ヵ月点検で入庫しました。

・冷間始動時のアイドル回転数が高過ぎる
・暖機後のアイドル回転数が低すぎて止まる

という症状を修理します。



現車の積算走行距離は、121,600㎞。

記録簿を精査すると過去に沢山の人の手が入っていること、中にはキャブレターをオーバーホールした記録もあると判明。

こうした情報を吟味してプライマリーチェック(IPC)にあたることは、現車固有の問題点を見定めて正当な調整を施すうえで、きわめて重要な要素となります。

セルボのエンジンオイル漏れ修理・2/2

 スズキ セルボ SS40型(第二世代)です。
前々回の記事に続いて、エンジンオイル漏れの修理を進めます。


F5A型 シングルカム3気筒 NAエンジンをつぶさに観察し、オイル漏れの発生源はオイルパンとバルブカバー、オイルプレッシャースイッチと判定しました。長年にわたって漏れ出したオイルに浸っていたため、エンジンマウントが膨潤して機能を損なっていたことは、前回の記事で紹介した通りです。

今回は、エンジンオイル漏れの修理が、完了するまでをご紹介します。

リンカーンの駐車ブレーキ調整・2/2

リンカーン マークV (1979年式)。
左の駐車ブレーキの制動力が上がらない問題を解決します。


前の記事にまとめた点検によって、

✔ 症状を分析する

✔ 構造を理解する

✔ 原因を特定する

までを、完了しています。

現車は、駐車ブレーキの自動調整機構が機能していません。もし、修理の目的がレストアなら、ブレーキキャリパーのフルオーバーホールをするのが唯一の解決方法と断言できます。

しかし、車検整備の一環で明らかになった不測の事態なら、別の解決方法を提案できるのは担当の整備士だけだという事実にも目を向けるべきだとFTECは思います。

セルボのブレーキ修理・1/2

スズキ セルボ SS40型(1985年式)です。

ブレーキング時の車体振動を修理するために入庫しました。具体的な症状は、60km/h以上からブレーキペダルを弱く踏むとハンドルがぶれて車体が振動する、というものです。


走行距離は91,000㎞。36年分の累積としては異例の少なさです。
改造もほとんどなく、無理な乗り方をされた様子もありません。

まずはプライマリーチェックで、全身状態を把握しましょう。

BMW Z3のヘッドライト変更

BMW Z3 2.2i(1995-02年式)です。
ヘッドライトの仕様変更で入庫しました。

BMW Z3 2.2i (2000-2002)

経年によって樹脂製のカバーが黄変した純正ヘッドライトを、社外品のライトアッセンブリーに交換します。新たに装着するライトは、ハイビーム(走行灯)とロービーム(すれ違い灯)其々独立した光軸調整機構と、日本の道路運送車両法の定める保安基準に適合する配光特性を備えています。

▲ 交換後の外観

ヘッドライトの機能は、自車のみならず他車の安全運行にも影響が大きいので、できるだけシンプルに配線をまとめ、後年誰かが取り外しても迷わず元通りに装着できるように配慮することが肝要です。 

サリーンS281SCのエンジン整備 3/3

サリーンS281SCの、エンジン整備の続きです。

前回は、交換部品の見極めと再使用する部品の仕上げをお伝えしました。今回は、エンジン側の組付け準備とスーパーチャージャーのオイルについて、解ったことを記事にします。


アイドルプーリーの配列に関して、サリーンの記録と現車が違っていたことは第一回にお伝えした通りです。スーパーチャージャーのオイルについても、予想外のことがありました。

ジムニーのシャシー整備

スズキ ジムニーJA12V型(1997年式)です。
クルマ全体の仕様変更のため入庫しました。
走行距離は130,000km、用途に合わせて修理と改造を施します。


本件用途の特徴として、

・狭隘の林道と豪雪地での取り回しに配慮すること
・居住地から遊興地までの高速移動に配慮すること

が挙げられます。
変更が多岐にわたるので、要点を簡潔に記します。

ポルシェ911のコーナーウエイト測定

ポルシェ911カレラ2(964型)です。
コーナーウエイトの測定とクロスウエイトの調整で入庫しました。


車高調整式のショックアブソーバーをオーバーホールし、ホイールアライメントを調整する前段階として、4輪の荷重分布を把握したいというオーナーの要望にお応えする内容です。

リンカーン Mk.V のシャシー整備 1/5

リンカーン コンチネンタル マーク5 (1979年式)です。
シャシー下まわりの整備で入庫しました。


現車は本国でほとんど乗られずに数十年も保管されていたクルマです。
経年劣化の内容が走行の積み重ねによるものとは違うことを念頭に整備することが肝要です。

入庫時には、ハブベアリングにガタがありブレーキに引きずりの症状が出ていました。
まずはシャシー下まわり全体を仔細に観察し、要整備箇所に優先順位をつけます。 

カマロのシャシーリフレッシュ5/5・調整

シボレー カマロ 1973年(昭和48年)式。
リヤサスペンションも見たい!・・・とのご要望をうけて、補足します。


GM の F-body (ポンティアック ファイアーバード トランザム と共通のプラットフォーム)の場合、リヤサスペンションは非常に保守的な構造なので、リフレッシュに必要な工数はフロントより格段に少なくて済みます。よって、この記事は一話完結です。

経年劣化への対応という意味では、リヤサスペンションだけを整備するという選択はあり得ません。フロントサスペンションのオーバーホールだけを詳しく紹介しようと考えた理由は、そこにあります。

「またサメカマかよ」、なんて言わないで(^-^;;)


リヤサスペンションのリフレッシュメニューは、

・ リーフスプリング交換
・ シャックル交換
・ インシュレータ交換
・ ブッシュ交換
・ ショックアブソーバー交換

などを含む内容です。

FTECでタイヤを変えるということ

メルセデスベンツのタイヤ交換を承りました。

このクルマのオーナーは、これまで装着していたピレリの乗り味を大いに気に入っており、新たに履き替えるタイヤもピレリ以外は検討しない、というご意向でした。


今回選択した新しいタイヤは、ピレリ チントゥラートP7(CINTURATO P7)。
静粛で長寿命な、サルーン向きのタイヤです。

交換にあたり、考えさせられる出来事があったので記事にします。

リンカーン マークⅤのエンジン修理 その2

1979年式(昭和54年式) リンカーン マーク5 です。
エンジンは フォード400クリーブランド。

オリジナル状態が良く保たれていたこのエンジンを、補機類の広範な整備によって再生します。まずは各部の気密を確保するために、機械仕上による嵌合面の清掃と点検から。


前の記事でも触れましたが、このエンジンはヘッドもブロックもマニフォールドも、すべて鉄鋳物で出来ています。アメ車のV8でも、乗用車用のガソリンエンジンがここまで徹底的に鉄鋳物で作られていたのは1980年代初頭まで。

メルセデスベンツCクラスの車高調整

メルセデスベンツCクラス W204(2008年式) です。
サスペンションキット(社外品)の車高調整で入庫しました。


サスキットの構成は、

【前】

・ ロアシート調整式のストラットAss'y にアッパーマウントごと交換
・ スプリングの巻径を縮小して上部にヘルパースプリングを装着

【後】 

・ スプリングとロアアーム間にアジャスターを装着
・ スプリングの線径を増して上側マウントは純正品を流用
・ 全長ねじ式のショックアブソーバーに交換

という、いちばん単純で伝統的なもの。
ねじ回せばいいだけじゃん、とはいかなかったので、気づいたことを記事にします。

フォードのリンケージ式パワーステアリング修理 (2/2)

FORD車用 リンケージ式パワーステアリングの修理です。
前の記事でリビルドしたコントロールバルブに続いて、ポンプをオーバーホールします。

50年前の大衆車にパワーステアリングをつけて大量生産していたアメリカとフォードに想いを馳せて、設計者の理念に恥じないメインテナンスを施そうと襟を正して臨みます。


今回は、年式違いの他車種用パワーステアリングポンプも、一緒に分解します。


CLKのサイドワイヤークランプ交換

メルセデスベンツ CLK350 アバンギャルド(2009年式)です。

「床下から何かが擦れるような音がする」という症状で入庫しました。
同じ症状で入庫した同型モデルが複数あり、これはC209系特有の症状と言えそうです。


走り出してすぐに「シュッ、シュッ」と断続的な音が出始め、40㎞/hになった頃にはかなり耳障りな「ゴーッ」という異音になり、微振動をともなって車内に響きます。

走行距離は3年間で25,000㎞程度。
これはメルセデスの品質を誤解されかねない、由々しき事態です。

エコノラインのダイアグノーシス点検

フォード エコノライン E-150 (1995年式)です。
チェックエンジンライト点灯の診断で入庫しました。

・ 発進直後にチェックエンジンライトが点灯する
・ アイドリングが下がってエンジンがストールする
・ ATミッションのシフトショックが大きい

などが主な症状です。


このクルマが装備している自己診断装置は、EEC-IV。

フォードオリジナル Electronic Engine Control システムの最終型です。
データリンクコネクターがエンジンルームにあるのも、この年式が最後になります。

フォード ファルコンのマフラー加工

フォード ファルコン 1964年(昭和39年)式 です。
エキゾーストシステムの交換にともなった、改造と加工について紹介します。



エキゾーストマニフォールド(いわゆるへダース)からテールパイプまで、すべてを交換するメニューです。近所のショップが「ボルトオンできる商品を支給するから、取付けは簡単ですよ!」と持ち込んできた仕事ですが、案の定、そうは問屋が卸しませんでした。(笑)