埼玉県狭山市の自動車整備工場、FTECコーポレーションが、主に特殊整備にカテゴライズされる業務内容を紹介するブログです。

ダッジRAMのエアコン修理

ダッジRAM1500 ピックアップです。
エンジンは、5.7L (345CID) のHEMI。

猛暑日が続く中、突然エアコンがダウンしてしまいました。

まずマニフォールドゲージを接続して冷媒サイクルの圧力を点検。
コンデンサー用の電動ファンが機能していませんでした。


ファンスイッチの正常を確認し、念のためファンモーター単体をテスト。
結果、ファンモーターの故障と断定。ただちに交換作業にかかります。

でもこれ、付帯作業が思いのほか多いメニューなのです!

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故障したファンモーターを取外すには、ファンシュラウドを外さなければなりません。
このクルマの場合、シュラウドを外すために一旦クーラーガスを抜き取り、コンデンサーを外す必要があります。



 もしかしたら知恵の輪状態か?と思案するも、左右とも微妙にスペースが足りない。


そして、コンデンサーを降ろすためにはラジエターコアサポートも外す、という構造。


モーターの組み替え自体は、あっという間に済むのですが(^^;)



適正なコンプレッサーオイルを少量足してOリングを交換、給脂して再組付け。



コンデンサーファンが正常に機能しだしたおかげてクーラーガスの圧力分布が適正となり、当然効きも回復しました。


アメ車のエアコンは、高温多湿な日本では窓が曇るほど効くことも珍しくありません。
ましてピックアップともなれば、窓を開けて走っても快適なくらいです。

本来の性能を満喫しながら、気持ちよく走って頂けたら幸いです。