フェラーリ テスタロッサのドライブシャフトです。
ジョイントブーツに破損が認められたため、点検を兼ねての整備です。
テスタロッサのデビューは1984年。一般的には旧車と呼ばれる車齢ですが、クラシックフェラーリの仲間入りを果たすのは当分先になりそうです。
ル・マンやデイトナ24時間耐久レースに参戦していた512BBとは違い、目立ったレースレジェンドを持たないテスタロッサ。それでもスロットルをひと踏みすれば、オーナーだけが享受できる魅力を窺い知ることができます。
シャフト自体は保守的で堅牢な設計です。ハードパーツにダメージはありませんでした。
付帯作業で脱着したコイル/ダンパーユニットもリフレッシュしたいところ。
前後6本のユニットとブッシュはセットで整備したいですね。
「飾るフェラーリ」と「走るフェラーリ」では、要整備箇所が大分違ってきます。
こういうフェラーリは、批評家や市場価格などを気にせず、好きなように乗りこなすのが一番格好いいのではないかと思います。