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自動車修理はユーザーにとって「招かれざる客人」のようなものです。
原因が事故であれ故障であれ、一刻も早く処理して忘れ去りたい。
FTECの仕事は、そのお手伝いをすることです。
日本の物流品質が世界最高水準にあることは、疑う余地もありません。
本来、個別症状を診る事業所に、部品在庫など生じるはずがないのです。
しかし現実には、為替レートや同梱のメリットが見込める場合などに、ついつい余分に買ってしまう。取引先にスケールメリットを提供できる数量でもあるまいに。・・・これには反省しきりです。
もう一つの現実として、売り場の賑やかさがお客様をおもてなしする、という効能もあります。これには一理もあるのですが、ドンキホーテ級の品揃えでもない限り、管理コストのデメリットのほうが勝りそうです。
以上の事実を鑑み、今後FTECでは在庫部品の一掃に取り組みます。
具体的にはオークションなどを利用して順次商品として放出し、一般市場で陳腐化している物については廃棄処分する。もしそれが一般的でない特殊な価値観の持ち主と出逢う機会になったならば、それはそれで結構なことです。
在庫が無いぶん工期が余計にかかるんじゃないか、とのご意見もありましょう。
けれども、やはり病院と薬局は別々の方がよいのです。工期短縮については、診断設備の拡充で対応してゆく所存です。限りあるリソースを正確な診断と確実な整備に充てるため、どうか皆様にもご理解とご協力を賜りたく、お願い申し上げる次第です。