埼玉県狭山市の自動車整備工場、FTECコーポレーションが、主に特殊整備にカテゴライズされる業務内容を紹介するブログです。

スカイラインGT-Rのエアコン修理

日産 スカイラインGT-R BNR32型(1989-1994)です。
エアコン修理で入庫しました。



FC(フルコールド)モードで、吹き出し口の温度を測定。

環境温度:29.9℃
供給温度:31.6℃


冷房能力が、まったくありません。
むしろ温めた風を供給しています。


BNR32型の純正エアコンは、全年式共通でR12仕様です。
しかし現車のエアコンは、20年程前にR134a仕様に変更しています。

セルボのクーラー修理・2/2

スズキ セルボ SS40型 昭和60(1985)年式です。
コンプレッサーから異音を生じた純正クーラーを修理します。 


前回の記事で、サンデン製 SD505型コンプレッサーを、同じサンデン製の5H09型に置き換える工程を紹介しました。SD505型はR12仕様、5H09型はR134a仕様です。


セルボのクーラー修理・1/2

スズキ セルボ SS40型  昭和60(1985)年式です。
クーラーの修理のために入庫しました。



現車が装備しているクーラーは、当時の純正オプション品。

スズキ自動車からの部品供給は、一切ありません。
41年前のディーラーオプションなので、無理もありませんが・・・。

ブロンコのシャシ整備・10

フォード ブロンコ エディーバウアー(1994年式)です。
シャシ整備の集大成として、車検整備を施します。
アクセサリー類の更新についても、併せてご紹介いたします。




現車が装着しているタイヤのサイズは、32x11.50R-15LT 。
道路運送車両法で走行装置と定義される広範な領域の整備が済んだ状態です。

ブロンコのシャシ整備・9

フォード ブロンコ エディーバウアー(第5世代、1992-96年)です。
前ブレーキの、フルオーバーホールを行います。

現車はナックルアーム上下のボールジョイントを交換するために、前アクスル(DANA 44 IFS)を広範に亘って分解整備した経緯があります。ハブベアリング交換の付帯作業として分離したブレーキディスクローターは、既に新品に交換されています。

ブロンコのシャシ整備・8

フォード・ブロンコ(第5世代)です。
前サスペンションのナックルに、新品ボールジョイントを組付けます。
組付けに使用する工具は、OTC製のマスターサービスキット6559です。



この工具は写真の通り、大型のCクランプとアタッチメントで構成されます。

アタッチメントは、車種ごとに購入することもできます。DIYでこの作業を行えるユーザーは、個別に購入したほうがコストパフォーマンスが良いでしょう。


アタッチメントの選択から、分離から圧入までの工具の掛け方まで。
OTCは、至れり尽くせりの情報提供をしています。


ブロンコのシャシ整備・7

フォード ブロンコ エディーバウアー(1994)です。
前サスペンションとブレーキの組付けに着手します。

ハイキャスターにセットした状態


この記事では、分解時と組付け時の写真を対比させることで、

再組付けにふさわしい状態とは何か

を、できるだけ具体的に解説します。

ブロンコのシャシ整備・6

フォード・ブロンコ・エディーバウアー(1994)です。
走行時の異音整備を積み重ねています。
今回から、前アクスルの修理に着手します。




初期診断(IPC)で、ナックルのボールジョイントにガタがあることが判っていました。
1994年式フォードトラック4x4の前アクスルは、DANA 44 IFS と呼ばれるシステムです。

ブロンコのシャシ整備・5

フォード・ブロンコの、後アクスルとブレーキを整備します。
サイドシールからブレーキドラム内に、デフオイルが滲入する症状があります。
元々ブレーキ力には余裕が無いので、今回の整備を機に構成部品を刷新します。

ショートホイールベースに注目

ブレーキ力に余裕が無いとは、日本の保安基準に照らした場合のことです。
後輪がロックしてスピン状態に陥らないよう配慮した設計が、影響しています。

ブロンコのシャシ整備・4

フォード ブロンコ エディーバウアー(1994)です。
走行時の異音修理の一環として、ショックアブソーバーを交換します。



現車のショックアブソーバーは、加減速や停止時および中高速時に、サスペンションが大きくストロークすると出る打音に関連が疑われる状態。マウントブッシュが衰損し一部の形状が失われていることを、プライマリーチェックで確認済みです。


現車は「ハンドリングパッケージ」なので、前後で6本のショックアブソーバーがあります。ショックアブソーバーは衰損によって、筒体から小さな異音を発生することがあります。


ブロンコのシャシ整備・3

フォード・ブロンコ(1994)のシャシ整備。
今回は、後デファレンシャルを点検します。

点検の主旨は、バックラッシュの確認とデフオイルの交換です。
後デフのバックラッシュは、アクセルペダルのON/OFFで生じる打音に関連があります。



現車の後アクスルコードは、#19。
ファイナルギヤレシオは3.55、ラージギヤ径は8.8インチと判ります。


ブロンコのシャシ整備・2

フォード・ブロンコ(1994)の シャシ整備、今回はブレーキを整備します。
走行時に発生している異音を念頭に、原因要素を取り除くことが目的です。



前回の記事に、走行テストの結果を列記しました。

加減速の瞬間に生じる異音、タイヤの回転と同期した異音。
ブレーキは、これらに関連する領域です。

また、現車のブレーキは制動力の低下が顕著です。
ブレーキテスターで測定すると、後ブレーキの制動力が保安基準の下限付近と判ります。

異音対策の要点を押さえながら、一般的な点検と調整で制動力の回復を図ります。

ブロンコのシャシ整備・1

フォード・ブロンコ(1994)です。
走行時に、車輛各部から発生する異音を修理します。

現車は、過去に前左右のラジアスアームブッシュの破損を確認し、ウレタンブッシュに交換済みです。現在のオーナーは運転が丁寧ですが、その前に荒っぽく乗られた形跡が随所に認められます。


この年式のブロンコの前サスペンションは、DANA 44 IFS(= Independent Front Suspension)です。ラジアスアームはギヤキャリア兼スイングアームから後方に伸びて、ブラケットを介してフレームに連結されています。交換済みのブッシュはフレームとの結合部にあたり、素材は純正のゴム製から硬度を増したポリウレタン製に変更してあります。



三菱ジープの車検整備

三菱ジープ(J55型)の前アクスルを、車検整備の一環として修理します。

ナックル内側のダストブーツが、左右とも溶けて破れています。この部品の交換には、前アクスル周辺の広範囲に及ぶ付帯作業が必要です。


ほとんど同じ作業を、過去の記事で紹介しています。
基本的に、三菱ジープ(Jシリーズ)の前アクスルの構造は、共通です。作業の流れだけを知りたい方は、以下のリンク先をご覧ください。

→ 三菱ジープの前アクスル整備(1/2)
→ 三菱ジープの前アクスル整備
 
この記事では、「取り外した部品を再組立てにふさわしい状態に整える」という作業に焦点を当て、FTECコーポレーションの標準作業を紹介します。

カローラのエンジン修理

トヨタ カローラ KE11型(1966 - 69)です。
異物を吸入したエンジンを修理して、エンジン調整を行います。

現車は、昭和44年(1969)式のハイデラックス。
初代カローラの、最終モデルにあたります。



搭載しているエンジンは OHV 8バルブの 3K-D型、総排気量は 1,166㏄。
圧縮比を 9:1 から 10:1 に高め、シングルキャブレターで制御する仕様。
シリンダーヘッド周りから、酷い打音が出ています。

三菱ジープの前アクスル整備(2/2)

三菱ジープの、前アクスル整備。
バーフィールド式のホーシングの両端に着く、ダストカバーの交換が主目的です。


前回までの記事で、ダストカバー交換の準備が整いました。
今回は、組み立ての工程を記事にします。

駆動系に使用するボルトは、グレードの高いものが選ばれています。
純正部品を再調達できないからといって、安易に汎用品に換えるのは危険です。

三菱ジープの前アクスル整備(1/2)

三菱ジープ(1956-2001)です。
車検整備の一環として、前アクスルの整備をしました。



前アクスル整備を動機づけた直接的な不具合は、ナックルシールのリテーナーで共締めするダストカバーの破損です。このダストカバーを交換するには、ステアリングとブレーキの構成部品を脱着する必要があります。

ジムニーのデファレンシャル整備

 スズキ ジムニー(JA11型)です。

デファレンシャルギヤの整備で入庫しました。

この記事では、再使用する部品の仕上げ方について解説します。


修理の目的に到達する前の段階で行う分解を、付帯作業と呼びます。
付帯作業で分解した部品は、目視や指触で点検して瑕疵が認められなければ再使用します。

それらの部品を「再使用にふさわしい状態」に仕上げる方法には、明確な規定がありません。再使用不能とサービスマニュアルに明記されている部品は当然交換しますが、それ以外は各整備工場の判断に委ねられているのが現実です。

ドアミラー配線の修理

シトロエンC4 ピカソⅡ(2013-2022)です。

車検整備で、灯火装置系統の不具合を発見しました。
ドアミラーに内蔵されている、ターンシグナルライト(←)が機能しません。


これは保安基準不適合の状態であり、車検のためにも修理が必要です。
一般的には、ドアミラーAss'y での交換が定石となります。

しかし、新品は本国オーダーになるうえ、非常に高価です。ターンシグナルライトの他にも、アラウンドビューモニター用のカメラやブラインドスポットモニター用のインジケータ、カーテシ―ライトや防曇ヒーターなどが含まれる構造なので、ある程度高価なのは仕方が無いのですが。

希少車ゆえ、中古部品も見つかりません。

C1500のエアコン修理・3/3

シボレー C1500 エクステンドキャブ(1991年式)です。

元々は、エアコンの修理で入庫しました。


新品ダッシュボードを取り寄せました

前の記事で、クーラーガスの経路にあたるすべての構成部品を交換する工程を解説しました。エンジンルーム側とキャビン側で、2回に分けて記事にしています。

この記事では、「配線」と「ダッシュボード」の修理作業を解説します。

「エアコンの修理と何の関係が…」

と思った人もいるでしょう。

写真だけでも、眺めてみてください。
配線もダッシュボードも、「今やらなければ」ときっと思えるはずです。